14日(土)と20日(土)の2週続けてNHKでうつ病番組が放送されました。2週目のQ&Aのコーナーで「双極性障害の治療法は?」という視聴者の質問が取り上げられました。
回答の中で双極性障害は昔は躁うつ病といわれたこと、発症割合が100人に1人とうつ病よりも少ないこと、大うつ病と同じうつ状態と躁状態と繰り返すので慢性化・長期化しやすいこと、治療薬は気分安定薬のほかうつ状態には慎重に抗うつ薬を追加したり躁状態には抗精神病薬を追加したりするほか睡眠薬を追加することもあることといった話がありました。
また、本人は軽躁状態を心地よく感じるためそれを目標にしていることがあるがエネルギーを使い果たしてまたうつに逆戻りするのでエネルギーをためていくということが大切とも話していました。
うつ病の番組ですから双極性障害について触れたのはこれだけでもすごいことだったのかもしれません。きっとこういう内容がこの病気の最も簡単な説明なんだろうなと。
一般の方、例えば職場の上司がこういううつ病教育番組を見た場合、うまく伝わっているだろうかとちょっと心配になります。かえって誤解していくような気がして。
こういう番組がなければ機会がなくなるわけであったほうがいいけど、短い時間で曖昧な回答ばかりしていると結局職場の上司は勘違いしたまま接してくることになると思うと憂鬱になります。
今日もNHKスペシャル(21:00~22:15)でうつ病を取り上げるようです。さきほどの番組に続けて3回目の番組を放送するのはいいけど内容を深めないでさわりだけの情報で誤解を増長することになりはしないかと心配です。
引きこもりの方は精神保健福祉センターへ相談に行きなさいとか、時間のない家族は電話で主治医へ相談しなさいとか一般論で回答してばかり。
番組の宣伝でETCのことばかり取り上げて何度も何度も放送しているけど脳のCGや頭にかぶせるシーンがショッキングで視聴率が高くなるということなのかな。
勝手に推測しても仕方ないので今日の番組も見てみようと思います。よい番組でありますように。
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