先日購入した「頑張らないで職場へ戻ろう」という本を読みました。
総合病院副院長の精神科医が病院の管理者という立場と精神科医という立場で病院内の看護師たちの診察に応じたり、秘密に相談に乗ったりするという話から始まりました。
自分の上司が精神科医で診察を受けるだろうかと考えると少し理解できそうにありませんでした。実際本の中でも病院の中の看護師や事務職員は診察を受けるけど同僚の医師が来ることはないようでした。
うつ病やパニック障害、不安障害などを中心にして簡単な事例を説明したり、職場などでの躁状態のシグナルなども紹介していました。
うつ状態からの復職については8割をめどにして復帰するように勧めていました。完全に治るのを待つとタイミングを逃すからということでした。
先日読んだ加藤先生の本では躁状態からの復職のときは気分安定薬だけで安定するようになってからという話でした。躁からとうつからでは復職のタイミングは少し違うのかもしれませんね。
最後のところでリハビリ出勤などの説明もありましたが、この本の目的のとおり患者本人が読むというよりも職場の上司や同僚が一般的な理解を深めるという目的であれば活字も大きく読みやすいと思いました。
職場復帰の本はあまりないので期待していたのですが、自分が知りたかった復職のタイミングや対人関係などでは少し物足りなかったかなと思います。
コメントはこちら