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小さなころの躁とうつ

双極性障害

これまで就職した後、人事異動直後にうつとなり、慣れてくると躁になると感じていましたが、小さなころはどうだったのか振り返ってみようと思います。
3歳のときに母親が病死して祖母(母親の養母)に育てられました。近所の子供たちが幼稚園や保育所に通うようになりましたが、自宅で過ごしていました。雨の日に窓のガラスに頬をつけてずっと外を眺めていた記憶があります。
小学校の入学式はよく晴れた天気のよい日で家の桜の木の前で記念撮影をしました。入学式でトイレのことでとても恥ずかしいことをしてしまったと覚えています。この頃から新しい環境に弱く馴染めないということが始まっていたようです。これがうつを呼び込むきっかけだったのかもしれません。
小学校2年生のときに給食が始まりましたが、野菜と果物を一切食べれないという偏食があり、先生から食べ終わるまで昼休みに遊ぶことも午後の勉強のときに机の上の給食を片付けることも許されませんでした。これがずっと続いていたのですが、学校に行きたくないと思うようなことはなかったです。
小学校の低学年だと思いますが、長距離トラックの運転手をしていた父親から叱られて家の布団を外に持ち出して土の上に敷いて寝てしまいました。どうして叱られたのか、なぜそんなことをしたのかまったく覚えていません。これは切れたということなのか、躁の始まりのきっかけだったのかよくわかりません。
父親がアルコール依存症になり、酒と暴力の荒れた生活に耐え切れず、夜中に何度も何度も祖母と姉と私の3人で家を逃げ出すことがありました。気分が大きく乱れたというよりも情けなかったという感じが強かったように思います。
中学校に入ると、複数の小学校出身者と一緒になりました。ここでも新しい環境に馴染めず自分から話しかけるようなことはありませんでした。それでも学校へ通えなくなるようなことはなくなんとか過ごしていました。うつや躁のようなものはなかったように思います。
高校のクラブ活動で2年生のときの大会が終わり、3年生が引退して来年の部長を選出することになり、みんながなんとなくこの人だと決まっていた雰囲気の中でその方を押しのけて突然立候補して部長になりました。自分から立候補するようなことができるタイプではないと思っていたのでどうしてそんなことをしたのかよく理解できません。これも躁のきっかけだったかもしれないと思うようになりました。
父親の酒と暴力の荒れた生活がエスカレートしていったため、祖母と二人(姉は既に自立)で家を出ました。安いアパートを借りて暮らしていましたが、たぶん生活保護を受けていたのではないかと思います。高校のクラブの仲間にも秘密にしており、いつばれるのかと不安でしたが、大きく落ち込むこともなく過ごしていました。
就職したときに生まれ故郷を離れて別のまちへ引っ越しました。仕事をするというのがどんなものか不安になるはずですが、それほど不安になることもなく、逆に新人なのに冗談をいうような感じでした。軽く躁状態だったのかもしれません。
仕事に就くようになってからは人事異動のたびにうつになり、慣れてくると躁になるという状況を繰り返しており、だんだんとその振れ幅が広がってついに精神科を受診しました。そして病気休暇を4回いただくことになりました。
毒舌セカンドオピニオン(http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/4511/)の笠先生から次のような話がありました。
・どうやら原疾患は強迫性障害。べースにAC。
・完全癖、確認癖、強迫観念のため「やめられない止まらない症候群」から燃え尽きうつ病に。
・うつ病治療中に抗鬱剤の過量投与で躁転し、躁うつ病類似状態に。
(追記)
高校卒業間近のときに親戚の勧めで父親が再婚することになりました。既に家を出て暮らしていたのですが、再婚相手の方が再婚してよいか聞きたいと尋ねてきました。
父親は60歳で定年退職した4月に病死しました。再婚相手の方から自宅などの財産を一切放棄することに同意する書類が送られてきました。姉は激怒していましたが、私はこのときも淡々としていました。その後、自宅が取り壊されているという聞いたと思ったら新築されている聞きました。
これらでは躁になったりうつになったりということはなかったと思うのですが、簡単に財産を放棄したのは少し気楽過ぎたのかもしれないです。でも実際今でも財産なんかほしいと思わないのでこれは躁ではないのでないと思っています。
小さいころの躁とうつを振り返ってみたのですが、小学校入学時など新しい環境に弱いのは小さいころからあったのだと思いました。
躁として極めつけは小学校のときに外に布団を敷いて寝たことです。最初の頃は躁やうつの波が小さかったのでどこまでが躁でどこまでがうつなのかよくわかりづらいなというのが感想です。

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