主治医の先生は50歳代前半です。
市立病院精神科科長を経てクリニックを開業しました。
統合失調症の社会復帰には薬剤療法とデイケアの併用が効果的という考えからクリニックへ県内唯一の精神科デイケアを併設しています。
統合失調症への多剤大量から単剤適量を提唱しており、双極性障害の私の処方も転院前6種21錠から2種10錠とすっきりしました。。
代表著書は「リスペリドンを使いこなす 症例を中心に」などがあるほか、地元医科大学医学部神経精神科教授との共著、翻訳なども多数あります。
主な関心領域は臨床精神薬理、総合病院精神医学とのことです。
臨床、執筆、講演など多忙な先生です。
何より地方でもこうした活動ができるのだということに驚きました。
—主な執筆—
シリーズ
臨床精神薬理 第5巻1号(2002.1星和書店)
→薬の使い方:Risperidone を使いこなす第7回 高齢者を中心としたrisperidone の適応外処方
シリーズ
臨床精神薬理 第5巻2号(2002.2星和書店)
→薬の使い方:Risperidone を使いこなす第8回 Risperidoneの副作用への対処
特集
臨床精神薬理 第5巻4号(2002.4星和書店)
→スイッチングとコンプライアンスの向上
特集
臨床精神薬理 第5巻6号(2002.6星和書店)
→シングルアクションとデュアルアクションの新規抗うつ薬の有用性比較
特集
臨床精神薬理 第5巻8号(2002.8星和書店)
→急性期治療における使い分け
症例報告
新規向精神薬による治療(2002.10星和書店)
→難治性陽性症状にperospironeが奏効した1例
翻訳
高齢者のための新しい向精神薬療法(2003.4星和書店)
→アルツハイマー病・睡眠障害・うつ病のほか、非定型抗精神病薬による精神病治療、また日本未発売の薬物による治療など、これまで日本に紹介されていない新しい治療を紹介
特集
臨床精神薬理 第7巻第1号(2004.1星和書店)
→統合失調症に対する薬物療法の現状―総合病院での経験から
共著
リスペリドンを使いこなす 症例を中心に(2004.4星和書店)
→症例中心に紹介し、陰性症状・認知機能障害への効果、副作用の少なさ、Quality of Lifeの向上という大きな利点をもつリスペリドンの機微を解明
あゆみ 新規抗精神病薬の評価
医学の歩み 213巻7号(2005.5医歯薬出版)
→新時代の統合失調症薬物療法
特集
臨床精神医学 第35巻4号(2006.4星和書店)
→新規抗精神病薬を使いこなす
座談会
臨床精神薬理 第10巻05号(2007.5星和書店)
→新規抗精神病薬Olanzapine Zydis錠による統合失調症急性期緊急例の治療を考える(司会、その1)
座談会
臨床精神薬理 第10巻06号(2007.6星和書店)
→新規抗精神病薬Olanzapine Zydis錠による統合失調症急性期緊急例の治療を考える(司会、その2)
特集
季刊 こころのりんしょうa・la・carte 第27巻3号(2008.9星和書店)
→リスペリドンの特徴と使い方、オランザピンの特徴と使い方、クエチアピンの特徴と使い方
—主な講演—
2003.7.8 東京都
ヤンセンファーマ メディアセミナー
「統合失調症の長期予後改善に向けて-国内外の優れた臨床報告が示唆するものとは-」
※ヤンセン ファーマは、統合失調症治療薬リスパダールR(一般名:リスペリドン)の製造発売元
2007.7.14~15 東京都(順天堂大学有山記念館講堂)
第7回日本外来精神医療学会総会
「外来におけるこれからの統合失調症薬物療法」
コメントはこちら
こんなにたくさんの著書があるのですか?!これは、スゴイ事だと思います。
しかもデイケア併設もされているとは…。
良い主治医に巡り会えたhyouhyouさんが羨ましいくらいです。
でも、私も担当医に不満は無いです。とても若い先生なので熱意の診察を受けてます。
ペペソさん。こんにちは。
月刊誌の臨床精神病理には毎月のように寄稿していた時期があったようです。この頃に新しい非定型抗精神薬(リスペリドンなど)が発売され、多剤大量から単剤適量が提唱され始め、全国的に活躍する若手医師の先鋒だったのではと思います。
執筆なされたものはいずれも統合失調症に関するものですが、これからもお世話になろうと思っています。