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【人工透析】治療経過と最近困っていること

人工透析室

治療経過

2023/3/1 eGFR11まで進行、ネフロ一ゼレべルの蛋白尿を伴う GFR rapid decline の経過を示す例とのことで、適切な時期に腎代替療法の検討を目的として、2023/3/3やや早めに地元病院泌尿器科に紹介となった。紹介先の泌尿器科は研修医(4月着任予定)のため、月1回の大学病院からの応援診療時の2023/4/5に転院後の初診をするよう連絡があった。

泌尿器科初診時に大学病院からの応援医師(泌尿器科)に「誤解を恐れずに話すと10を切ると透析が必要になる、100点のうち10しかない状況、紹介状が届いた時点で腎臓内科の先生と相談した、腎臓内科へ紹介するので透析のことやどこで透析を受けるかなど説明を受けてほしい」と説明があり、即日腎臓内科(第一内科標ぼう)の受付に移動した。

腎臓内科は他病院で3月まで研修医で初の常駐透析担当医として着任した女性医師であった。大学病院から紹介後1ヶ月待って泌尿器科から再度の紹介となった腎臓内科の初診時は着任早々で外来患者は他にいない様子であった。治療法として、腎臓移植、血液透析、腹膜透析といった一般的な説明で診察を終えた。

2023/4/17腎臓内科から連絡があり「大学病院からの応援医師(泌尿器科)の診察日が2023/4/25を予定しており、同日にあわせてシャント作成前の検査予約を2023/5/2から前倒しするとともに診察を受けてほしい」とのこと。応援医師の診察の結果「早めにシャントを作った方がよい、左手の静脈は立派だが動脈が石灰化などで手術は難しい、利き手ではない左手に作ってあげたかったがシャントは右手に作らせてほしい」とのことであった。

みぎ内シャント造設術のための入院日程は2023/5/22~24の2泊3日(手術は応援医師が来院する2023/5/23)と説明を受けた。手術前日の採血の結果「クレアチニン8.1、eGFR6.1であり、入院中に首からカテーテルを入れて透析を行う場合に備えて同意書を提出してほしい、入院期間は3週間から1ヶ月になるかもしれない」とのことであった。

手術後の採血の結果「クレアチニン10.5、eGFR4.6であり、引き続き入院継続の上シャントの成長を待って術後2週間位から透析を開始する、首からのカテーテルによる透析は回避する」とのこと。2023/6/6に透析(3時間)を開始して入院中に2回目の透析(3時間半)を2023/6/9に行った上、2023/6/11に退院した。2023/6/12から外来透析(週3日4時間)となった。

2023/7/10の19回目の透析後に意識を失いベッド下に倒れてしまい救急で点滴を受けてから帰宅した。午後透析の終了がおおよそ18時半頃になるが地元病院は公立病院であり医療スタッフは公務員のため遅番の看護師一人を残し全員勤務終了となり帰宅する。

ベッド下に倒れていたため発見してもらうことはなくしばらくしてぼんやりと目が覚めた。ベッドを囲むカーテンが頭の上にかぶさるようになっていて何がどうしてこういう状態になっているのかしばらくわからなかった。たまたま通りかかった遅番の看護師が気がついて担当医に連絡していたが「救急に寄って行ってから帰ってください」とのこと。救急に寄ってみたが誰もいなくて受付に伝えたところしばらくして看護師が来て点滴を行った。足の甲からルートを確保を試みるがなかなかうまくいかないようでとても痛かった。

これを契機に透析時間が4時間から4時間半に延長となり透析開始も午後から午前に変更となった。その後も透析後に透析室前のエレベータで倒れてしまい透析室に戻されたことがあった。このときはベッドで横になり血圧を測るだけであった。また透析後に眼科受診があったときはふらついて視力検査や診察を受けられずに1時間程度眼科で休むことになった。眼科から透析室に連絡を取ったようだが透析室を出た後なので対応できないとのこと。その結果眼科から連絡があり次回予約を3ヶ月後から1年後に延長となった。

2024/7/1に透析室のまとめ役の看護師さんに「他に病院は行っているの?」と聞かれて「大学病院の精神科に通っています」と答えたところ、次の透析の時に「ちょっとうちでは治療できない」と言われてから、ご飯を食べれなくなったり…。大幅な体重減が進み、2024/7/22にDWが毎回指示となり、2024/7/24に透析時間が4時間半から4時間に変更となった。2024/8/23現在、当初DWから16.0kg減となっている。

透析導入の経過

透析時間・DW設定・処方調整の経過(2024/9/13現在)

区分透析回数 透析時間    当初DW増減 備考
2023/3/3腎代替療法の準備、転院紹介(大学病院→地元病院)
2023/4/5転院後初診(地元病院泌尿器科→即日腎臓内科へ紹介)
2023/5/22入院(2023/5/23右内シャント造設術、2023/6/11退院)
2023/6/61週3日/火
3時間/午前
0.0透析開始
2023/6/93週3日/金
3時間半/午後
0.0透析時間変更
2023/6/124週3日/月水金
4時間/午後
0.0透析時間変更
2023/7/10160.0透析後に意識を失いベッド下に倒れてしまい救急で点滴を受けてから帰宅
2023/7/1719週3日/月水金
4時間半/午前
-2.2透析j時間変更DW変更
2023/7/31-2.7DW変更
2023/8/14-3.2DW変更
2023/9/4-3.7DW変更
2023/9/11-4.2DW変更
2023/9/18-5.7DW変更
2023/9/25-6.8DW変更
2023/10/2-7.4DW変更
2023/10/9-7.2DW変更
2023/10/23-6.4DW変更
2024/2/2-5.4DW変更
2024/4/1130-5.4ウパシタ静注透析用25μgシリンジ開始(×2)
2024/5/15149-5.4入院(2024/5/15VAIVT術、2024/5/16退院)
2024/6/10160-5.4アムロジピン口腔崩壊錠2.5mg0錠→1錠
炭酸ランタンOD錠250mg9錠→6錠
2024/7/8172-5.4炭酸ランタンOD錠250mg6錠→中止
2024/7/10173-6.7DW変更
2024/7/12174-9.2DW変更
2024/7/22178-11.9DW変更(毎回指示)
体重の増減にかかわりなく0.3ml除水(プライミング分)
2024/7/24179週3日/月水金
4時間/午前
-12.0透析j時間変更
アムロジピン口腔崩壊錠2.5mg1錠→中止
2024/8/2183-13.9ウパシタ静注透析用25μgシリンジ変更(×2→1)
2024/9/13120-16.1DW変更

最近困っていること

週3回の透析を続けていると日々の生活や人とのかかわりはどうしても透析が中心になってしまう。特に一人で暮らしていると家で寝ているか病院のベッドで横になっているかのどちらかで人と話すことはない。もともとコミュニケーションを上手にとることが苦手で好き嫌いが極端に出てしまう。今は精神科受診のおかげで表に出さないように気を付けているが気持ちの中では嫌なことがどんどん溜まっていってしまう。

透析室の患者さんはいろいろな事情の方がいるように見受けられる。短期間の入院で転院して透析に来ている方、長い間透析に通っていて体調を崩してしまい入院している方、ご家族が車いすを押して毎回送迎されている方、タクシーが迎えに来て運転手さんが自宅の玄関先から病院の玄関先まで介助されている方など。

年配の透析患者さんは医療スタッフがみな優しく接しているように思う。少し話しただけで医療スタッフが集まり笑い声が溢れている。最近は50代くらいの女性の透析患者さんが増えてきたように感じる。女性の患者さんの中にはとても積極的な方がいて若い男性スタッフに声をかけて「会いたかった」とか「次回は会えるの」とか少し驚くような会話を楽しんでいる。

自分の場合、気持ちの中に嫌なことがどんどん溜まっているので、嫌だなと思う苦手な医療スタッフがほとんどになってしまった。近くに来たり視界に入るだけで気持ち悪くなってしまう。とにかく何も話さないで目をつぶり我慢している。声が聞こえないように両耳にイヤホンをしてさえぎってしまうこともある。

私のような患者を医療スタッフがよく思うことはない。機械のブザーが延々と鳴っていても誰も来ない。担当のスタッフがいてもどこかで患者さんの対応をして来ることはない。通常は他のスタッフがカバーに入るのだろうけれども私には誰も来ない。近くにいて手が空いていても見て見ぬふりをしている。ブザーに気づいても私のベッドとわかると引き返す。止血確認終了のブザーすら設定せずに40分近く放置されて帰れなかったことも何度もある。1時間以上穿刺に来ない看護師もいる。当たり前だと思う。

医療スタッフのみなさんから見て「わずらわしい」「苦手」といった無意識に反映してしまう否定的・不合理な陰性感情を持つのはこれも当然だと思う。感情が労働の大きな要素とされる医療スタッフのみなさんなどの対人サービスの職種は「感情労働者と呼ばれ、感情的になることを禁じ、感情を抑制することを求めるといった厳然とした感情規則が存在する」と聞いたことがあるが、透析で命を助けていただいているのだから「言葉や態度できちんと示さないと治療してもらえない」と改めないといけない。わかっていてもコミュニケーションが苦手な自分には難しい。

このように素直に考えられないことが最近困っていること。普通に会話をして感謝をしながら過ごしていく。それができないのが困っていること。どうしたらいいのかわからないのが困っていること。こうした透析生活で困っていることはこれまでの職業生活でも多くあった。同じようなことを繰り返している。双極性障害がもたらすものではなく単に性格なのかもしれない。どうしたらいいのだろう。困っています。というよりも病院のみなさんに迷惑をかけています。ずっと続くと思うとつらいです。

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