障害の原因となった傷病名 慢性腎不全
傷病の発生年月日・初めて医師の診療を受けた日
H20.8.14(診療録で確認)
傷病の原因又は誘因
糖尿病性腎症(初診年月日 H20.8.14)
既存障害 なし
既往症 なし
症状がよくなる見込 無
診断書作成医療機関における初診時所見(初診年月日 R5.4.5)
腎臓内科よりeGFRの急激な低下を認め、腎代替療法の依頼で当科紹介。eGFR8.5、BUN57.8mg/dL、Cr5.99mg/dLと末期腎不全の状態であった。
現在までの治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項
R5.4.25腎機能低下を認め、R5.5.23右内シャント造設術施行。R5.6.5eGFR4.7まで低下。R5.6.6血液透析開始。その後、週3回血液透析を行っている。
手術歴
手術名 右内シャント造設術施行
手術年月日 R5.5.23
一般状態区分表(R5.6.26)
軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの(例えば、軽い家事、事務)
腎疾患(R5.6.26現症)
1 臨床所見
(1) 自覚症状
悪心・嘔吐 無
食欲不振 無
頭痛 無
呼吸困難 無
(2) 他覚症状
浮腫 著
貧血 無
アシドーシス 無
腎不全に基づく神経症状 無、視力障害 無
(3) 検査成績
検査項目/検査日 | R5.6.19 | R5.6.8 |
赤血球数 | 328 | 346 |
ヘモグロビン | 10.4 | 10.4 |
白血球数 | 9,230 | 7,890 |
血小板数 | 17.4 | 14.4 |
血液尿素窒素 | 84.4 | 85.3 |
血清クレアチニン | 14.16 | 10.93 |
eGFR | 3.3 | 4.4 |
2 腎生検 無
3 人工透析療法
(1) 人工透析療法の実施の有無 有(血液透析)
(2) 人工透析開始日 H5.6.6
(3) 人工透析(腹膜透析を除く)実施状況 回数 3回/週、1回 4時間
(4) 人工透析導入後の臨床経過
除水を行い、浮腫は軽快している。大きな有害事象は認めない。
(5) 長期透析による合併症 無
4 その他の所見 無
糖尿病(R5.6.26現症)
1 病型 2型糖尿病
2 検査成績
検査項目/検査日 | R5.5.23 | R5.4.25 | R5.4.5 |
HbA1c(NGSP) | 6.9 | 6.5 | 6.5 |
3 治療状況
(1) インスリンによる(薬剤名)
リスプロ 31単位/日、3回/日
ノボラピット 18単位/日、1回/日
(2) インスリン以外による(具体的な治療)
オゼンピック 0.5mg/週
4 血糖コントロールの困難な状況
(1) 意識障害により自己回復ができない重症低血糖 無
(2) 糖尿病ケトアシドーシスによる入院 無
(3) 高血糖高浸透圧症候群による入院 無
5 合併症
(1) 眼の障害 有(視力低下)
(2) 神経系統の障害 無
(3) 肢体の障害 無
現症時の日常生活活動能力及び労働能力
日常生活に支障はないが透析後の倦怠感は持続している。
予後
終生透析療法を要す。
上記のとおり診断します。
令和5年6月26日作成
初診日から1年6ヶ月経過した後に人工透析を開始した場合、人工透析を開始した日から請求可能(人工透析開始から3ヶ月の待機要件は不要)
日本年金機構ホームページ
なお、人工透析を開始する前から障害の状態になっているときは、人工透析開始前に請求可能
・障害厚生年金の請求手続きのご案内6p(障害年金の請求ケース、ケース2)
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